eBay輸出をしながら自由気ままに過ごしています。
今回のテーマは「副業を始めたら個人事業主にならないといけないの?」です。
本業とは別に行う仕事のことを「副業」といいますが、2018年に厚生労働省のガイドラインで副業禁止の文言が廃止されたのをご存じですか?
副業として「eBay輸出」をされている方がたくさんいらっしゃいますよ。
副業を始めると「個人事業主」にならないといけないだろうかと悩む方もいらっしゃるかと思います。
結論から申しますと、副業している人、全員が「個人事業主」になる必要はありません。
メリット、デメリットが存在します。
そこで今回は、副業で「個人事業主」になった方がいい場合や「個人事業主」になることでのメリットやデメリットをわかりやすく紹介していきます。
Contents
副業をする前に確認しておくこと
先ほど、2018年に018年に厚生労働省のガイドラインで副業禁止の文言が廃止されたとお話ししましたね。
しかし、会社によっては就業規則で「副業禁止」されている場合があります。
もしも就業規則を破って副業をすると減給や懲戒免職の対象になる可能性もあります。
ですので、必ず副業が可能か就業規則を確認しましょう。
個人事業主とは?
まず、個人事業主とは、法人を設立せずに個人で独立して事業を立ち上げ、収入を得ている人のことをいいます。
法人として登記していなければ、従業員がいたとしても個人事業主になります。
では個人事業主と法人の違いを簡単に
説明してみますね。
●開業手続き
個人事業主…開業届を提出すればOKで手続き費用もかからない。
法人…資本金を用意し、定款の作成と認証といった手続きが必要で費用もかかる。(株式会社の場合、登記申請に20万以上の費用がかかる。
●税金
法人の方が個人事業主よりも経費に計上できる範囲が広いため、税金対策の上で有利になる。
そんなことはありません!
例えば、個人事業主として事業が軌道に乗った段階で法人化することも可能です!
個人事業主になった方がいい副業パターンとは
会社員など本業がある方は、副業で得た収入は雑所得として扱われることがほとんどです。
例えば、家で不要になったものを「時々」フリマアプリで販売し得た収入は「雑所得」として扱ってOK。
しかし、同じ副業でも「継続的」に収入が得られる、「営利目的」(利益を得ることを目的とした活動)であるなど事業所得として判断できる場合は開業届を提出しなければいけません。
しかし、開業届を出していなくても確定申告をきちんと行わないとペナルティが発生するので覚えておきましょう。
※給与以外の所得が年間20万円を超えたら確定申告をしなければいけません。
eBayを始めた頃は本当に売れるのか不安だったりしますし、実際に成果がでるまで時間がかかるのも事実です。
ですので開業届を出すのは、毎月安定した収入が得られてからでも問題ありません。
しかし、個人事業主になることで得られるメリットもありますので次の章で紹介しますね。
副業で個人事業主になるメリット
副業で個人事業主になるメリットは次の通りです。
- 収入アップ
- 本業があることでリスクを抑えることができる
- 将来受給できる年金額に差が出る
- 屋号をつけることができる
- 青色申告にすれば節税できる
- DHLやFedexなどのクーリエと直接契約できる
収入アップ
本業にプラス副業をするわけですから、収入のアップが見込めますね!
物価はどんどん上がっているのに給料は思うように上がらない…。
そのように悩んでいる方は多くいらっしゃいます。
その中で物価は上がる一方、本業だけじゃ厳しいよね。
例えば、突然のリストラ、会社の倒産、会社を退社するときも本業以外にも収入源を多く持つことで心にゆとりを持つことができます。
本業があることでリスクを抑えることができる
何か事業を行いたいときに、会社を退職して個人事業主として独立していく方もいらっしゃると思います。
しかし、個人事業主になったからといって必ずしも安定した収入を得られるわけではありません。
家族など養う人がいる場合、会社を辞めて、いきなり個人事業主になるのは、収入面でかなりのリスクを負う可能性だってあるよね。
ですが、本業として安定した収入を得ながら副業を行う場合、副業をお試し期間として始めることが出来ます。
将来受給できる年金額に差が出る
個人事業主の人は雇われているわけではないので、第一号被保険者となりますので国民年金に加入しなければいけません。
しかし、本業+副業として個人事業主の場合は、社会保険にも入れますし、第2号被保険者として会社の厚生年金に加入することができます。
つまり、個人事業主として働くよりも将来受給する年金額が大きく変わるとも言えます。
屋号をつけることができる
屋号とは、個人事業主がつける企業名のようなものです。
開業届を出せば、個人で行ってる人に対しても屋号が付けられるのです!
法人用銀行口座の名義を屋号にして開設することができたり、自分のHPなどを立ち上げるときに、本名を載せずに屋号を載せることが出来るので個人情報を守ることができます。
法人と間違えやすい屋号は付けることが出来ないので
覚えておきましょう。
青色申告にすれば節税できる
給与以外で年間20万円を超えれば、確定申告をしなければいけません。
開業届を出していない人は個人での確定申告となります。
しかし、個人事業主の人は確定申告で青色申告ができるようになります。
税制改正により令和2年度の確定申告から青色申告特別控除額が最大で55万円になりました。
また、e-Taxによる電子申告または電子帳簿保存を行うと最大65万円の控除が受けられます。
控除分を引くことで所得額が減るので所得税を節税することが可能になるのです。
誰かに相談したいという場合は以下の場所で相談に乗ってもらおう。
DHLやFedexなどのクーリエと直接契約できる
ebayで商品が売れたら発送をしますよね。
個人事業主でなくても、日本郵便のEMSやヤマト運輸、eBayの「elogi」というツールを使えば契約していなくてもFedexを利用して発送することができます。
しかし、DHLは個人事業主または法人でないと直接契約ができません。
※送料も個人によって異なるため場合によってはEMSより安く送ることもできる。
個人事業主でなくても発送方法は確保できますが、コロナなど世界情勢の変化により、日本郵便など発送できる地域が制限されたりすることがあります。
それに比べてDHLやFedexなどは世界情勢などで影響を受けるのはあまりないため(到着予定が遅くなることはあります)、安定した輸出を行うことができ、業者と契約することで、送料を比較しより安い方法で送ることができます。
選択肢が多いことに越したことないね。
副業で個人事業主になるデメリット
次に副業で個人事業主になるデメリットを紹介します。
それが以下の通りです。
- 会社に副業がバレる可能性あり
- 失業保険がもらえない
会社に副業がバレる可能性あり
冒頭の方で、副業が可能か就業規則を確認しましょうとお話しました。
しかし、本業の会社に副業をしていることを秘密にし、確定申告が20万を超え、確定申告した場合、勤務先に副業がバレてしまう可能性があります。
その理由は、住民税の納税額が本業と副業の合わせた収入額で決められるからです。
確定申告を行った後、納税額が決定すると、自治体から勤務先へ「特別徴収額決定通知書」というものが送付されます。
それを確認した会社側は…。
となるわけです。
そこからトラブルに発展するケースがありますので秘密にしながら副業することは避けましょう。
失業保険がもらえない
本業の仕事を失った際、通常であれば失業保険というものが適応されます。
しかし、個人事業主として開業している場合、無職とは言えないため失業保険を受け取ることができません。
どうやったら個人事業主になれる?
個人事業主になるには、開業届を自分が納税する税務署に提出しなければいけません。
遠方の方は取りに行くのが大変ですよね。
そんな時は国税庁のホームページからダウンロードできます。
郵送もできるよ!
また、登録しなければいけませんが(完全無料)「free開業」を使えば、パソコンを使って項目を埋めるだけで書類や青色申告申請書も同時簡単に作成でき、提出も郵送やオンラインで行うことができます。
※オンラインで提出する場合、マイナンバーが必要。
簡単に開業届を提出できましたと聞いたのでおすすめです。
まとめ
今回は、個人事業主についてと、個人事業主になることのメリットデメリットを紹介しました。
副業を始めると「個人事業主」にならないといけないだろうかと悩む方もいらっしゃいますが、
結論から申しますと、副業している人、全員が「個人事業主」になる必要はありません。
しかし、同じ副業でも「継続的」に収入が得られる、「営利目的」(利益を得ることを目的とした活動)であるなど事業所得として判断できる場合は開業届を提出しなければいけません。
開業届を出さないと罰則などはありませんが、給与以外の所得が年間20万円を超えたら確定申告をしなければいけません。
開業届を出していなくても確定申告をきちんと行わないとペナルティが発生するので覚えておきましょう。
次に副業で個人事業主になるメリットを紹介しました。
- 収入アップ
- 本業があることでリスクを抑えることができる
- 将来受給できる年金額に差が出る
- 屋号をつけることができる
- 青色申告にすれば節税できる
- DHLやFedexなどのクーリエと直接契約できる
次に
副業で個人事業主になるデメリットを紹介しました。
- 会社に副業がバレる可能性あり
- 失業保険がもらえない
最後に個人事業主にになるために開業届の提出方法を説明しました。
しっかりと個人事業主について理解し、今の自分はどうすべきなのか参考にされてくださいね。
ありがたいことにたくさんの方からご連絡、ご相談を頂き本当に感謝しかありません!
やってみたいけど、一人じゃできるか不安、なかなか一歩が踏み出せない…などお困りの方に、一生懸命サポートさせていただきたいと思っております。
少しでも興味をもって頂けた方、ご連絡いただいた方から優先的にメッセージを返させていただきますので、気になる方はLINEやTwitterから質問だけでもお気軽にどうぞ!