eBayでは日本の本や雑誌が取引されているのをよく見かけます。

また、まとめて雑誌や本を購入してくださる方も多く、その時に気になるのが発送方法とその送料。
発送方法や送料はお客様に直接関わってくるだけでなく、自身の評価や信頼にもつながってきますので、なるべく安くお得に済ませることができたら嬉しいですよね。



大丈夫です!今回は雑誌や本を送る際の国際郵便の方法と、その中でもまとめて送るときに便利な【PRINTED MATTER】について紹介していきますね。
Contents
PRINTED MATTERって何?
PRINTED MATTERとは印刷物という意味で雑誌や本を海外に発送することができるサービスのこと。



ebayでよく利用されているのは小型包装物やeパケットの重量制限は2㎏なんですが、なんとPRINTED MATTERの重量制限は5㎏。
本や雑誌などまとめて購入された場合は軽く5㎏を超えることもしばしば…。
オプションをつければ6000円まで補償を行ってくれますし、1個の荷物で発送できるからPRINTED MATTERを利用するのも一つの方法です。
PRINTED MATTER(印刷物)として発送できるもの、できないもの
- 学校の生徒間で交換される手紙・はがき(関係学校長の仲介によって差し出すものに限ります。)
- 学校が生徒に送付する通信教育の教材および学生の日課物(課業に直接関係のない事項を記載したものを除きます。)
- 著作物または新聞紙の原稿
- 手書きした楽譜
- フォトコピー
- コンピューター印字機またはタイプライターによるプリントであって、2部以上同時に差し出されるもの
- 布地に印刷したもの(クリスマスカード・カレンダー)
- 手帳・日記帳(ただし、記入を目的としないページの印刷部分が、表紙・裏表紙を含めて全体の半分以上のもの)
- 用紙類(ただし、各種の調査用紙、申請用紙や報告用して書き込みのないもの)
- 遊技用カード(トランプなど)・・・プラスチック製も可
- メロディー付クリスマスカードなど
- パソコン、タイプライターやワープロで作成した書類(ただし、2部以上同時に出される場合、2部以上複写したものは可)
- 敷き写しで作成した写し、手書きした写し
- 印判で作成した複写物
- フィルム、録音または録画したもの
- せん孔した紙テープや情報を構成することがあるせん孔、線または記号を有する情報処理装置用カード
- 薬・化粧品の箱等
- 印判を押印したもの
参照:日本郵便ホームページより
https://www.post.japanpost.jp/int/service/pm_definition.html
なんだか少し複雑な感じもしますが、本や雑誌は発送できる部類に入っているので安心です。
もしも、「これ、PRINTED MATTERで発送していいものかな?」と迷ったら郵便局に問い合わせてみましょう。
PRINTED MATTER(印刷物)の発送方法でも送料が違う
またPRINTED MATTER(印刷物)といっても発送方法によって料金が変わってきます。



その発送方法とは下記の3つです。
- 航空便
- SAL便(エコノミー航空)
- 船便
それぞれ5㎏の複数の雑誌をアメリカに発送するときの送料と到着日数を比較してみましょう。
※2021年11月現在
送料 | 到着日数 | |
---|---|---|
航空便 | 5,460円 | 3日~6日程度 |
SAL便 | 5,080円 | 6日~13日程度 |
船便 | 1,350円 | 1~3ヶ月程度 |
参照:日本郵便ホームページ、国際郵便料金表のダウンロードより
https://www.post.japanpost.jp/int/download/charges.pdf?190107
こうやって比較してみると、同じPRINTED MATTERでも発送方法によっては送料が安くても届く日数がかかってしまうなどのリスクがかかってしまいますので、注意してくださいね。
基本的には、1番上の航空便を使います!◎
国際郵便の送料を比較してみよう。
先ほどはPRINTED MATTER(印刷物)で発送方法別での比較を行いました。
しかし、本や雑誌を送る方法は他にもあります。



- EMS便(スピード便)
- eパケット
- eパケットライト
それぞれ5㎏の複数の雑誌をアメリカに発送するときの送料と到着日数などを比較してみましょう。
※2021年11月現在
EMS便 | eパック | eパックライト | |
---|---|---|---|
送料 | 12,700円 ※2021年6月より特別追加料金4,000円含む | 9,560円 | 7,512円 |
荷物の個数 | 1個 | 3個 | 3個 |
内訳 | 2㎏×2/3,620円×2 1㎏×1/2,320円 | 2㎏×2/2,860円×2 1㎏×1/1,860円×1 |
|
到着日数 | 最短3日 | 6日~13日程度 | 2週間程度 |
追跡 補償 | 追跡あり 最大20,000円補償 | 追跡あり 最大6,000円補償 | 追跡あり 補償なし |
参照:日本郵便ホームページ、国際郵便料金表のダウンロードより
https://www.post.japanpost.jp/int/download/charges.pdf?190107
こちらの表はあくまで、冊数を上手く分散できた場合の最安の送料です。
組み合わせによっては部数が増えたりする場合もあります。
比較してみると、EMS便はかなり早く送ることができますが、2021年の6月から追加料金が含まれたことで送料が高くついてしまいました。
eパケットでは発送する荷物が増えてしまう分、送料も増えてしまいますので本や雑誌を2㎏以上発送するのであれば、+490円を払って補償を付けてもPRINTED MATTERのほうがお得です。
ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
PRINTED MATTERの利用方法
では、さっそくPRINTED MATTERの利用方法についてご紹介します。



はい、もちろんあります!
PRINTED MATTER(印刷物)の最大サイズは、長さ+幅+厚さ=90cm(長さの最大は60cm)
巻物については、長さ+直径の2倍=104cm(長さの最大は90cm)
重さは、最大5kgまでとなります。
※アイルランドあての書籍以外の印刷物およびカナダあて印刷物は2kgまでです。
PRINTED MATTERの取り扱いがない国もありますので注意してください。
お届けできない国や地域一覧は下記の日本郵便ホームページでご確認ください。
https://www.post.japanpost.jp/int/information/overview.html
宛先の記入方法
①郵便局員さんに中身が第三郵便物であることを確認してもらってから密閉すること。(それまでは開けたままで)
②あて先等は、郵便物の表面に直接記入。
印刷物は、手紙やはがきなどと同じ通常印刷物ですので、記録扱いされません。記録が必要な場合は、書留・受取通知のオプションサービスをご利用ください。
- 1段目 : 名前 名字
- 2段目 : アパートなど建物名・部屋番号(ある場合)
- 3段目 : 番地、丁・町村
- 4段目 : 郡市、都道府県
- 5段目 : 郵便番号、国
※差出人と受取人の記載の位置を逆に記載したり、連続して縦に記載すると返送され遅延する可能性があります。
③郵便物の名あて面の左上部(差出人の住所・氏名が記載されている場合はその下部)に「Printed Matter (またはImprimé)」(印刷物の意)と表示していただきます。また、黒か青色で「VIA AIRMAIL]と記載してください。
④税関検査の対象とされる可能性のあるもの(商品価値を有する書籍・刊行物等)を包有する場合は税関告知書(CN22・CN23)の添付が必要です。(緑色の部分)
あとは、郵便局へ持って中身を確認してもらうだけです。
まとめ
今回は、PRINTED MATTER(印刷物)とはなにか、その利用方法などを紹介しました。
PRINTED MATTER(印刷物)の最大のメリットは雑誌や本を5㎏まで送ることができます。
発送方法には航空便やSAL便、船便がありそれぞれ送料や到着日数が違いますが+490円で補償をつけることができ、他の国際郵便と比べても送料を安く済ませることができますので、上手く利用していきましょう。


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