
eBay輸出をしながら自由気ままに過ごしています。
今回のテーマは「eパケットライトの再開」についてです。
長い間、eBayを継続している方たちは「やっと再開したか!」と思っているのではないでしょうか?
最近eBayを始めた方にとっては「何それ?」と疑問に思っている方もいるかもしれませんね。
当記事では、eBay初心者でもわかりやすく「eパケットライト」について解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
eパケットライトとは?
国際eパケットライトは、小型の物品を海外へ安く発送できる便利なサービスです。
2016年10月から開始されましたが、新型コロナウイルス感染症の世界的まん延により2023年6月から一時停止していました。

国際eパケットライトの特徴は、以下の通りです。
- 2kgまでの小型物品を、航空便扱いで海外へ発送できる
- 配達の際は受取人の郵便受箱に配達
- 追跡番号付き(受取人の受領印はありません)
- 比較的安価な送料で発送できる
- サイズ制限:長さ、幅、厚さの合計が90cm以内、最長60cmまで
- 配送日数は5日から21日程度
- 損害賠償はなし
配送日数は5日~21日程度かかるので「EconomyShipping」に該当します。

2kgまでの小物を販売している方におすすめできる発送方法です。
eパケットライトで発送できる国
eパケットライトを利用して発送できる国は以下の通りです。
地帯名 | 国・地域 |
---|---|
第1地帯 中国・韓国・台湾 | 台湾、大韓民国、中華人民共和国 |
第2地帯 アジア(中国・韓国・台湾を除く) | インド、インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブータン、ベトナム、香港、マカオ、マレーシア |
第3地帯 オセアニア、北米(米国を除く)、中近東、ヨーロッパ | オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、メキシコ、イスラエル、トルコ、アイルランド、イタリア、英国、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル |
第4地帯 米国(グアム等海外領土を含む) | アメリカ合衆国およびアメリカ合衆国の海外領土(グアム、サイパン、ウェーク、北マリアナ諸島、ミッドウェイ諸島、米領サモア、プエルトリコ、米領ヴァージン諸島) |
第5地帯 中南米(メキシコを除く)・アフリカ | ブラジル |
※アメリカ合衆国のみ海外領土を取り扱います。
引用:日本郵便より
アメリカだけでなくオーストラリアやカナダ、イギリスなど幅広い国に対応しています。

eパケットライトの料金
eパケットライトの料金は、以下の通りです。
重量 | 第1地帯 中国・韓国・台湾 |
第2地帯 アジア (中国・韓国・台湾を除く) |
第3地帯 オセアニア・カナダ・メキシコ・中近東・ヨーロッパ |
第4地帯 米国 (グアム等海外領土を含む) |
第5地帯 中南米 (メキシコを除く)・アフリカ |
---|---|---|---|---|---|
100gまで | 720円 | 750円 | 880円 | 1,200円 | 920円 |
200gまで | 820円 | 870円 | 1,060円 | 1,410円 | 1,180円 |
300gまで | 920円 | 990円 | 1,240円 | 1,620円 | 1,440円 |
400gまで | 1,020円 | 1,110円 | 1,420円 | 1,830円 | 1,700円 |
500gまで | 1,120円 | 1,230円 | 1,600円 | 2,040円 | 1,960円 |
600gまで | 1,220円 | 1,350円 | 1,780円 | 2,250円 | 2,220円 |
700gまで | 1,320円 | 1,470円 | 1,960円 | 2,460円 | 2,480円 |
800gまで | 1,420円 | 1,590円 | 2,140円 | 2,670円 | 2,740円 |
900gまで | 1,520円 | 1,710円 | 2,320円 | 2,880円 | 3,000円 |
1,000gまで | 1,620円 | 1,830円 | 2,500円 | 3,090円 | 3,260円 |
1,100gまで | 1,720円 | 1,950円 | 2,680円 | 3,300円 | 3,520円 |
1,200gまで | 1,820円 | 2,070円 | 2,860円 | 3,510円 | 3,780円 |
1,300gまで | 1,920円 | 2,190円 | 3,040円 | 3,720円 | 4,040円 |
1,400gまで | 2,020円 | 2,310円 | 3,220円 | 3,930円 | 4,300円 |
1,500gまで | 2,120円 | 2,430円 | 3,400円 | 4,140円 | 4,560円 |
1,600gまで | 2,220円 | 2,550円 | 3,580円 | 4,350円 | 4,820円 |
1,700gまで | 2,320円 | 2,670円 | 3,760円 | 4,560円 | 5,080円 |
1,800gまで | 2,420円 | 2,790円 | 3,940円 | 4,770円 | 5,340円 |
1,900gまで | 2,520円 | 2,910円 | 4,120円 | 4,980円 | 5,600円 |
2,000gまで | 2,620円 | 3,030円 | 4,300円 | 5,190円 | 5,860円 |
※国際eパケットライト料金表 (国際特定記録料370円を含む)
引用:日本郵便より
発送料金には、追跡料金も含まれています。
eパケットライトで、追跡番号なしのサービスは行ていないので覚えておきましょう。
eパケットライトのラベル作成方法
次に、eパケットライトのラベル作成方法を紹介します。
まずは以下のことを必ず覚えておきましょう。
- 物品を送る際は「手書きラベル」がNGとなっているため「国際郵便マイページ」を利用する。
- 一部ヨーロッパ宛は、HSコードの入力を行う
詳しくは日本郵便のホームページをご覧ください。
では、これから「国際郵便マイページ」でラベル作成をする方法を紹介します。
①国際郵便マイページにログインしよう
まずは、国際郵便マイページにログインしましょう。
これから日本郵便を通して海外に「物品」を送る予定の方は、簡単に登録できるので行ってくださいね。
登録済みの方は、メールアドレスとパスワードを入力してログインしてください。
②送り状を作成する
ページが切り替わったら「送り状作成」をクリックします。
「ご依頼主(あなた)」の住所を英語で入力します。
毎回、入力するのは、とても時間がかかるのでアドレス帳に自分の住所を追加しておくと良いでしょう。
入力が完了したら「次へ」をクリックしてください。
次に「お届け先(バイヤー)」の住所を入力していきます。
「お届け先入力」をクリックしてください。
必須のところは必ず記入してください。
メールアドレスは、ebayの注文画面には記載されていないため、入力しなくてOK。
ただし、任意ですが電話番号は入力しておくとよいでしょう。
全て入力したら「次へ」をクリックしてください。
「eパケットライト)」を選択します。
③内容品の入力をする
必須のところは必ず記入しましょう。
また、内容品の入力をする際は、以下のことに気を付けてください。
- ヨーロッパの一部地域ではHSコードを入力する
- 内容品種別は「販売品」を選択
- 危険物について確認後✅する



色付きの地域は特に注意が必要です。
全て記入できたら「次へ」をクリックしてください。
- 発送予定日
- 総重量(入力後、送料が表示される)
- インボイス印刷指定:1枚印刷するを選択
- 有償/無償:有償を選択
- VATなどのインボイス情報がある場合は「+税関告知書・インボイス詳細設定」で入力
これらの入力が完了したら「次へ」をクリックする。
④ラベル印刷をしてパウチに入れる
最後に情報の確認画面が表示されるので、問題なければ「送り状を登録する」をクリックしましょう。
問題なければ「注意事項に同意して送り状を印刷」をクリックすれば印刷可能です。
印刷後は、署名や日付を記入する部分があるので、記入後、パウチに入れて郵便局へ持ち込みましょう。
ちなみにパウチは、上記画像のものです。
パウチがいない方は、郵便局の窓口で「パウチをください」と伝えればもらえるので安心してくださいね。


これで、完了です。
文章で説明すると難しく感じるかもしれませんが、実際にやってみると操作もシンプルでとても分かりやすいです。
ぜひ、当記事を参考にしてラベル作成してみてください。
eパケットライトと小形包装物の違いとは?
ここまで聞いて、eパケットライトと小形包装物の違いってなに?と思った方もいるのではないでしょうか。
というのも、2つの配送方法の特徴がとても似ているからです。


項目 | eパケットライト | 小形包装物 |
---|---|---|
サービス内容 | 小型物品の国際郵便サービス | 小型物品の国際郵便サービス |
重量制限 | 2kgまで | 2kgまで |
サイズ制限 | 3辺合計90cm以内、最長辺60cm以内 | 3辺合計90cm以内、最長辺60cm以内 |
配送方法 | 航空便のみ | 航空便、SAL便、船便 |
追跡サービス | 標準付帯 | オプション(書留) |
損害賠償 | なし | 補償額限度は6,000円まで(書留オプション) 他、保険付きサービスあり(有料) |
料金 | 追跡番号付きの場合は小形包装物と料金はあまり変わらない | 航空便、SAL便、船便で料金が異なる ※2025年3月現在、SAL便は停止中 |
配送日数 | 5日~21日程度 | 配送方法により異なる ※アメリカ向けに航空便で2週間程度 |
その他 | 国際特定記録料370円を含む | – |
違いをまとめると以下の通りです。
- eパケットライトは追跡は標準付帯ですが、小形包装物はオプションで追跡の有無を選択できる
- eパケットライトは損害賠償なし、小形包装物は補償額限度は6,000円まで
- 小形包装物は航空便(2週間)または船便(30日~60日)の配送方法が選択できる
eパケットライトには、損害賠償がないため心配な方は小形包装物はがおすすめ。
また小形包装物で追跡番号をつけずに発送すれば、eパケットライトより安く発送できます。
しかし、追跡番号をつければ送料はあまり変わりません。
【小形包装物 100g以内の商品をアメリカに発送する場合】
- 追跡番号なし:830円
- 追跡番号あり:1290円
【eパケットライト 100g以内の商品をアメリカに発送する場合】
- 追跡番号ありで1,200円


追跡番号はつけるべし!
小形包装物「追跡なし」の料金は安いですが、追跡番号は必ずつけた方が良いです。
理由は海外に商品を発送してトラブルを防ぐためです。
追跡番号なしだとかなり送料を抑えられますがトラブルになるリスクも高まります。
- 荷物が届かない
- 本当は届いているのに届いていないと嘘をつかれる
- Requestを開かれても相手に送ったという証拠がないため不利になる など
このような面倒なトラブルを避けるためにも追跡番号は付けておきましょう。
まとめ
国際郵便「eパケットライト」について解説しました。
国際eパケットライトは、小型の物品を海外へ安く発送できる便利なサービスです。
2016年10月から開始されましたが、新型コロナウイルス感染症の世界的まん延により2023年6月から一時停止していました。
そのサービスが2025年3月3日より取り扱いが再開されました。
国際eパケットライトの特徴は、以下の通りです。
- 2kgまでの小型物品を、航空便扱いで海外へ発送できる
- 配達の際は受取人の郵便受箱に配達
- 追跡番号付き(受取人の受領印はありません)
- 比較的安価な送料で発送できる
- サイズ制限:長さ、幅、厚さの合計が90cm以内、最長60cmまで
- 配送日数は5日から21日程度
- 損害賠償はなし
料金や発送できる国・ラベル発行方法は記事内で紹介しています。
最後に、eパケットライトと小形包装物の違いを紹介しました。
- eパケットライトは追跡は標準付帯ですが、小形包装物はオプションで追跡の有無を選択できる
- eパケットライトは損害賠償なし、小形包装物は補償額限度は6,000円まで
- 小形包装物は航空便(2週間)または船便(30日~60日)の配送方法が選択できる
eパケットライトには、損害賠償がないため心配な方は小形包装物はがおすすめ。
追跡番号をつければ、送料はeパケットライトの方が安いことがわかりました。
あなたの状況に応じて使い分けてくださいね。


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