メルカリで取引していると、「商品が壊れて届いた」「偽物が送られてきた」「中身がすり替えられていた」といったトラブルに巻き込まれる可能性があります。
メルカリは個人同士でやり取りするため、相手と連絡が取れなくなったり、話し合いが平行線をたどったりすると、泣き寝入りするしかないと諦めてしまう人も。
そんなとき頼りになるのが、「全額補償サポートプログラム」です。
本記事では、メルカリ全額補償サポートとはなにか、補償される範囲・申請に必要な条件などを解説します。
「制度はあるけど、自分が対象になるのかわからない」「申請したら本当に補償されるの?」と悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

Contents
メルカリ全額補償サポートプログラムとは

全額補償サポートプログラムは、メルカリ公式が2025年7月1日から提供を開始した補償制度です。
メルカリは、月間約2,300万人が利用する巨大なフリマサービスです。
うさぎ個人間で起こってしまった問題に対応するため、メルカリ事務局が間に入り、条件を満たした取引であれば購入代金または販売利益を全額補償するために導入されたのが、この制度です。
全額補償サポートプログラムは、追加料金なしで利用できます。


メルカリで補償される範囲と上限金額
全額補償サポートの補償範囲は、立場によって異なります。
- 出品者の場合:販売利益が補償対象
- 購入者の場合:支払い代金が補償対象(ただし割引クーポン利用分は除く)


ただし、すべての費用が対象になるわけではありません。
梱包資材費や各種手数料といった、商品代金以外でかかったコストは補償範囲外になるため注意してください。
あくまで、商品本体にかかった金額が補償になると理解しておきましょう。



メルカリで補償を受けるための5つの条件


メルカリの全額補償サポートを利用するには、以下の5つの条件をすべて満たす必要があります。
1つでも欠けると対象外になるため、申請前に必ず確認しましょう。
1. アプリで本人確認(eKYC)を完了している
メルカリアプリ内の「かんたん本人確認」機能を使って、eKYC(オンライン本人確認)を済ませていることが条件です。
運転免許証やマイナンバーカードなどを使って、アプリ上で完結する手続きです。
本人確認をすると、メルカリの全額補償サポート以外にも以下のような便利なことがあります。


引用:メルカリヘルプセンター
つまり本人確認が済んでいないアカウントでは、トラブルが起きても全額補償サポートの対象外になります。
まだ済ませていない方は、取引を始める前にアプリの設定画面から手続きしておくのがおすすめです。


2. 配送方法に「メルカリ便」を利用している
「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」など、メルカリが提供する配送サービスを利用した取引であることが条件です。
普通郵便や個人手配の着払い便など、メルカリ便以外の配送方法を使った取引は対象外になります。
3. 配達完了日の翌日から14日以内に問い合わせている
これは、購入者側にいえることですが商品が届いてから、14日以内にメルカリ事務局へ問い合わせる必要があります。
商品を受け取ったら、できるだけ早く中身を確認する習慣をつけましょう。
出品者は、購入者から問い合わせがあった場合は、すぐに連絡するようにしてください。
期限が過ぎてしまうと、たとえトラブルがあったとしても補償を受けられなくなります。
4. 出品者ガイドラインまたは購入者ガイドラインを守っている
メルカリが定めている「出品者ガイドライン」「購入者ガイドライン」に沿って、取引していることも条件の一つです。
「専用出品」「コメント必須」「プロフィール必読」といった、出品者が独自に設定しがちなマイルールも、ガイドライン違反とみなされる対象に含まれます。


5. 過去の取引も含めてルール・マナー・利用規約を守っている
今回の取引だけでなく、過去の取引履歴も含めて「ルールとマナー」や利用規約を守っていることが条件に含まれています。


メルカリ全額補償サポートの申請の流れ・使い方


実際にメルカリ全額補償サポートを申請する際の流れは、次のとおりです。
- 条件を満たしているか確認する
- メルカリ事務局に問い合わせる
- メルカリ事務局が補償の適用可否を判断する
- 商品を回収センターへ送付する(送り先は事務局からの案内に従ってください。)
- 補償が実行される
申請時に添付する画像は、トラブルの内容が事務局に伝わるものを準備しましょう。
たとえば商品が破損していた場合は、破損箇所の拡大写真だけでなく、梱包状態がわかる写真や配送伝票や箱全体が写った写真など、複数枚を用意しておくのがおすすめです。
偽物の疑いがある場合も、本物との違いがわかる部分(縫製、ロゴ、素材感など)をできるだけ具体的に撮影しておくとよいでしょう。


また、事務局が提示した期日までに商品を発送しなかった場合、補償の対象外となってしまうため、案内が来たら早めに対応するようにしましょう。
発送先の回収センターは事務局から個別に案内されるので、必ず事務局からの指示に従うようにしてください。
なお、申請から補償実行までの具体的な日数は公式には発表されていません。
後述する体験談を見る限り、対応自体は比較的早いという声が多いものの、トラブルの内容や混雑状況によって変動する可能性がある点は理解しておきましょう。
メルカリ全額補償制度を実際に利用した人の体験談


ここでは、X(旧Twitter)に投稿されていた実際の体験談を3つ紹介します。
メルカリで購入者とのトラブルがあり話にならなくなって、メルカリに全額補償サポートをお願いした。
とてもスムーズに対応してもらえたと思う。
メルカリありがとう、これからも使用させていただきます。
2度と全額補償サポートをお願いしなくていいようにしたい…迷惑かけるし…はぁ。— カレールー🍛 (@currylove_shew) June 17, 2026
メルカリ運営、全額補償サポートしてくれるって!😭
安心した。思ったよりも対応早かった。
やっぱり偽物っていうのがやばかったんだろうな。
早く返送しないと〜。— サイコ鰆 (@saikosawara) June 15, 2026
メルカリの、全額補償サポートを申請したが、対象外で保証されないそうだ
お金払ってゴミを買ってしまった
キャンセルもできず、仕方なく受け取り評価し、なぜか私が悪い評価をつけられ、胸糞悪いメルカリ 返品 キャンセル トラブル
全額保証 全額保証サポート https://t.co/cKo3IdWi84— a (@a4280501274226) June 12, 2026
3つの体験談を比べると、補償を受けられたケースと受けられなかったケースがあるようです。
承認された2件は、いずれも「相手とのトラブルが解決できない状態」「偽物の疑い」という、第三者から見ても明確に問題があるとわかる状況でした。
一方、対象外と判断されたケースは、投稿内容だけでは具体的にどの条件を満たしていなかったのかまではわかりません。
考えられる可能性としては、以下が考えられます。
- 配送方法がメルカリ便ではなかった
- 本人確認が済んでいなかった
- あるいは過去の取引に何らかの問題があったなど


トラブルの内容そのものよりも、5つの条件をきちんと満たしているかどうかが大切です。
本人確認を行い、日頃からメルカリ便の利用しガイドラインを守った取引を続けることが、いざというときに自分を守る一番の備えになるといえるでしょう。
メルカリ全額補償制度で知っておきたいポイント


全額補償サポートを利用するうえで、知っておきたいポイントを紹介します。
商品は手元に戻らない
補償を受けると、対象商品は回収センターへ送付することになります。
そして、送付した商品は手元に戻りません。
「お金も商品も両方欲しい」という主張は通りません。


一部返金と全額補償は異なる
メルカリには、出品者と購入者が金額に合意したうえで一部だけ返金する「一部返金」という方法もあります。
ただし一部返金はお互いの合意が前提のため、相手と連絡が取れない、あるいは話し合いが決裂した状況では成立しません。
相手と連絡が取れない・相手から合意が得られないなどのトラブルの場合は、メルカリ事務局に間に入ってもらい判断してもらう。





「マイルール」はガイドライン違反になる可能性がある
「専用出品」「コメント必須」「プロフィール必読」など、マイルールを設けている人は要注意です。
取引をスムーズにするつもりで設定しているマイルールが、ガイドライン違反とみなされる可能性があります。


過去の取引も審査対象になる
過去の取引履歴に違反があれば、補償を断られる可能性があります。
メルカリ側としても、全額を補償する以上、利用者の取引履歴全体を見て判断していると考えられます。
当たり前のことかもしれませんが、日頃からルールを守った取引を意識しましょう。
申請のタイミングを逃さないようにする
配達完了日の翌日から14日というのは、思っているより短い期間です。
仕事や生活が忙しく、届いた荷物をすぐに開けられない・相手からのメッセージに気づかない人も多いでしょう。
しかし全額補償サポートを利用するなら、商品が届いたらできるだけ早めに中身を確認する・届いたメッセージをその日のうちに確認する習慣をつけておきましょう。
メルカリの全額補償に関するよくある質問


最後に、メルカリの全額補償に関するよくある質問を紹介します。
Q. メルカリ便を使わずに発送した場合は補償されませんか?
A. 残念ながら対象外です。
メルカリ便であれば配送状況をメルカリ事務局側で追跡できますが、普通郵便や個人手配の着払い便などでは配送状況を確認できません。


送料を少しでも抑えたいという理由で個人手配の配送方法を選ぶ出品者もいますが、トラブル発生時のリスクを考えると、メルカリ便を選んでおくのがおすすめです。
Q. メルカリShopsで購入した商品も対象になりますか?
A. 対象外です。
全額補償サポートはメルカリのフリマ取引が対象で、メルカリShopsでの売買には適用されません。
メルカリShopsには別の保証制度が用意されている場合があるため、利用する際はShops側の規約を確認しておきましょう。
Q. 一部だけ補償してもらうことはできますか?
A. 全額補償サポート自体は、商品代金の全額補償を前提とした制度です。
一部だけの返金を希望する場合は、出品者と購入者の間で合意する「一部返金」という別の仕組みを利用する必要があります。


Q. 補償の上限金額はありますか?
A. ありません。
条件を満たしていれば、高額商品でも全額が補償対象になります。
ただし梱包資材費や手数料などの付随費用は対象外です。
また、該当商品を回収センターへ送付すると手元には返ってこないので注意してください。
Q. メルカード ゴールドの保険と併用できますか?
A. できません。
メルカード ゴールドのショッピング保険など、他のオプションサービスに付帯する保証で補償を受けられる場合は、全額補償サポートの対象外となります。
重複して補償を受けることはできないため、どちらの制度を利用するか事前に確認しておくとよいでしょう。
Q. 申請したのに対象外と言われたらどうすればいいですか?
A. 体験談でも紹介したとおり、申請しても必ず補償されるとは限りません。
対象外と判断された場合、その理由が開示されるかどうかは状況によって異なります。
まずは5つの条件をすべて満たしていたか、自分の取引履歴を振り返ってみましょう。


まとめ
メルカリの全額補償サポートプログラムは、2025年7月1日から始まった、購入代金または販売利益を上限なしで補償してくれる心強い制度です。
ただし、利用するには以下の5つの条件をすべて満たす必要があります。
- アプリで本人確認(eKYC)を完了している
- メルカリ便を利用している
- 配達完了日の翌日から14日以内に問い合わせている
- 出品者・購入者ガイドラインを守っている
- 過去の取引も含めてルールと利用規約を守っている
体験談からもわかるとおり、条件をきちんと満たした状態で申請すれば、早急に対応してもらえるケースが多いようです。
一方で、条件を満たしていない、あるいは過去の取引に問題があると、補償を受けられないどころか評価トラブルに発展する可能性もあります。
また「専用出品」「コメント必須」といった、悪気なく設定したマイルールがガイドラインの違反になっている可能性もあるため、見直してみてはいかがでしょうか。


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