eBay輸出をしながら自由気ままに過ごしています。
今回のテーマは「キャンセルリクエスト申請の期間変更」についてです。
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キャンセルリクエスト申請の期間変更
2024年8月28日から、キャンセルリクエストの申請期間が変更になったのをご存じでしょうか?
花子さんのように、困っている方も多いかもしれません。
しかし、変更後は発送前までキャンセルができるようになりました。
この変更により、無在庫出品している方は注意しなければいけません。
たとえば、無在庫出品している高額商品が売れたとします。
商品を仕入れた後に、バイヤーからキャンセル申請が届く可能性も十分に考えられるのです。
セラーはキャンセルリクエストを拒否できる
私たちセラーは、キャンセルリクエストを拒否できます。
- トラブルに巻き込まれたくない
- キャンセル申請を受け入れた方がストレスが少ない
このように、キャンセルを受け入れて次の取引に進む方も多いと思います。
キャンセルリクエスト拒否してもネガティブフィードバックは削除対象になる
2024年10月30日にeBayから「Seller Update | October 2024」というメールが届き、フィードバックポリシーの更新に関して記載されていました。
変更点
以下のケースで、ネガティブまたは中立のフィードバックが削除対象となります。
- バイヤーが注文後にキャンセルを依頼し、セラーがそれを拒否した場合
✅eBayのポリシーにより、セラーはキャンセル依頼を受け入れるか拒否するかを自由に決めることができます。例:バイヤーがゴルフボールを購入後、別の場所で安いセットを見つけたためキャンセルを依頼しましたが、セラーがその依頼を拒否した場合。この際、バイヤーがネガティブなフィードバックを残しても、セラーにはキャンセルを受け入れる義務がないため、フィードバックは削除対象となります。 - バイヤーが購入後に気が変わり、返品ラベルの費用について不満を述べた場合
例:バイヤーがブレスレットを購入し、商品を受け取った後で「自分には似合わない」と感じて返品を希望しました。しかし、返品ラベルに費用がかかると知り、これに対してネガティブなフィードバックを残しました。この場合、取引自体に問題はないため、フィードバックは削除対象となります。
このように、セラーにはキャンセルを受け入れる義務がないため、フィードバックは削除対象になると記載されています。
ただし、キャンセル拒否をして発送してもリターンされる可能性も考えられます。
拒否をしてネガティブフィードバックは削除してもらえますが、リターンのリスクがあることを覚えておいてください。
キャンセル申請の数を少なくするための対策方法
キャンセルリクエストを完全には防げませんが、少なくするための方法を紹介します。
- バイヤーにメッセージを送る
- 有在庫を増やす
- ハンドリングタイムを短くする
- バイヤーと話し合う
それぞれ詳しく解説します。
バイヤーにメッセージを送る
バイヤーに「メッセージを送りましょう」。
「そんなこと前からしてるよ」という声も聞こえてきそうですが、内容をさらに細かくすると良いでしょう。
- ハンドリングタイム内に発送する
- 仕入れに時間がかかる場合は明確な発送日を提示する(例:〇日までに発送します)
- 到着までにどれぐらいの期間がかかるか
メッセージの例を作ってみたので、ぜひ参考にしてください。
Thank you very much for purchasing our product.
It will take up to 7 business days to prepare your order for shipment. Since the product is shipped from Japan, it may take around 5 days to a week to arrive.
We will ship to the address registered on eBay, so please double-check to ensure it is correct.
If you have any questions, please feel free to contact us.
Have a great day!
○○
(日本語)
この度は、商品を購入して頂きありがとうございます。
商品の発送までに7営業日かかります。
日本からの発送のため、到着までに5日~1週間ほどかかります。
eBayに登録されている住所へ発送するため、住所に間違いがないか改めてご確認ください。
何かわからないことがあれば遠慮なくご連絡くださいね。
良い一日を
○○
メッセージのテンプレートを作成しておけば、すぐにメッセージを送れますよ!
もし、メッセージを送ったあとにキャンセル申請が届いても「良い取引をするため」と割り切りましょう。
- 発送するのが遅かった
- 期日までに届かなかった
などのトラブルやネガティブフィードバックを回避できます。
有在庫商品を増やす
eBay輸出に慣れてきたら、有在庫商品も取り扱っていきましょう。
- 資金が必要
- 保管する場所の確保
- 売れなければマイナス など
考えなければいけない点やリスクはありますが、「仕入れる商品がいつなくなるかわからない」という不安やストレスからは解放され、最安値が取りやすくなるなどのメリットがあります。
eBayで商品を販売していると「これは売れるな」と目利きが鋭くなります。
soldを積んでいる商品で無在庫出品しているものがあれば、まずはその商品から有在庫にしてみてくださいね。
ハンドリングタイムを短くする
有在庫でハンドリングタイムを長めに設定している方は、短くしましょう。
購入者側の心理として「1日でも早く商品がほしい」と思っているはずです。
実際に、最安値じゃないのに商品が売れるケースが多々あります。
soldを積んでいる、セラー評価が高いなど様々な要因でSEOが上がり購入された可能性も考えられます。
しかし、バイヤーによっては「値段が多少高くても、早く発送してくれるなら買う」という方も一定数いるのです。
TRSなら、ハンドリング1営業日に設定し、30日以上の無料返品(返送料セラー負担)にすると販売手数料が10%OFFになります。
詳しくは以下の記事で確認してくださいね。
バイヤーと話し合う(体験談あり)
少し面倒ですが、バイヤーと話し合ってキャンセルリクエストを拒否するのも一つの手です。
以下の体験談は、私の生徒さんから聞いた話です。
ぜひ皆さんも参考にしてください。
バイヤーから800ドルの商品を購入されて、6万円で仕入れ後にキャンセルリクエストが届く。
キャンセル理由は「他にもっと良い価格を見つけたから」。
仕入れ価格も高かったし、回転率が良い商品ではなかったため大変困ったそうです。
しかし、生徒さんはバイヤーに「見つけた商品の価格を教えてください」とメッセージを送りました。
バイヤーから写真と価格を提示してもらったら、50ドルほど安い商品でした。
「もしよければ先ほど当店で購入して頂いた商品を60ドル安くするので購入しませんか?〇日までに発送します」と交渉。
バイヤーにも納得して頂き、問題なく取引を終えることができたそうです。
- 利益計算をして利益が取れる商品だったこと
- 商品がいつ頃届くか想定できたこと
さまざまな要因が重なって交渉が成立しましたが、生徒さんから何も行動を起こさなければ「6万円の在庫を抱える」可能性もあったわけです。
まとめ
今回は、キャンセルリクエストの申請期間が変更に関してと、対策方法を解説しました。
8月28日以前は、商品購入後から24時間経過するとキャンセルリクエスト申請できませんでした。
しかし、変更後は発送前までキャンセルができるようになっています。
セラーはキャンセルリクエストを拒否でき、キャンセル拒否を理由としたネガティブフィードバックは削除対象になりました。
しかし、リターンのリスクはあるため、以下の対策方法を行いましょう。
- バイヤーにメッセージを送る
- 有在庫を増やす
- ハンドリングタイムを短くする
- バイヤーと話し合う
当記事内で詳しく再説しているので、ぜひ参考にしてバイヤーと気持ちの良い取引をしましょう。