
「メルカリでせどり販売は禁止じゃないの?」
「メルカリで販売する際に気をつけた方がいいことはある?」と思っていませんか?
副業として、メルカリを始める人も多くなってきていますがルールを把握できていない人もいるかもしれません。
本記事では、メルカリせどりで違反になる行為7選や安心して続けるコツを解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
メルカリせどりは禁止されているの?
メルカリを使ってせどりをしてみたいと思っても、「せどりって禁止なの?」「転売はダメって聞いたけど…」と不安になりますよね。
結論から言うと、せどり自体は違法ではありません。
しかし、メルカリには独自の禁止ルールやマナーがあり、知らずに違反してしまうとアカウント停止などのリスクもあるので注意しましょう。
せどりはOK。でもメルカリ独自のルールに注意
「せどり」は、商品を安く仕入れて適正な価格で販売するビジネスの一種で、法律上は禁止されていません。
実際にメルカリの公式ガイドにも、せどりそのものを禁止する明記はありません。
ただし、注意すべきなのはメルカリ特有のルールです。
詳しくは後述しますが、たとえば、手元にない商品を出品する「無在庫販売」はガイドライン違反となります。

なぜメルカリでのせどりが批判されやすいの?
メルカリでのせどりは違法ではないのに、なぜか「転売ヤー」として嫌われる場合があります。
その理由のひとつは、「買い占めて高く売る」というイメージが強いからです。

せどりと転売の違いについては、以下の記事を確認してください。

残念ながら多くの人が「せどり=転売」と思っている人が多いのが事実です。
たとえば、人気の商品を大量に買い、元値よりもかなり高い価格で出品すると、必要な人に商品が行き渡らず、不正転売だと誤解されてしまうことも。
メルカリは個人間の取引が中心のため、購入者の信頼がとても大切です。
ルールを守りながら、安心感のある出品を心がけることが、長く続けていきましょう。
メルカリで禁止されている行為7選
せどり自体は違法ではないとはいえ、メルカリには守らなければならない禁止ルールがいくつもあります。
もし知らずに違反してしまうと、商品削除・アカウント停止・取引キャンセルなどのペナルティを受ける可能性もあるため、事前の確認がとても大切です。
ここでは、せどりをしている人がやってしまいがちな7つの代表的な禁止行為について紹介します。

①無在庫販売
メルカリでは、手元にない商品を出品する「無在庫販売」「予約販売」が禁止されています。

注文が入ってから商品を仕入れる方法は、在庫を持たずに済むため楽に思えるかもしれませんが、配送遅延やトラブルが起きやすいため、ガイドラインで明確に禁止されています。
「手元にない商品の出品」「予約受付を含む出品」「外部サイトから購入者へ直接配送する行為」は禁止です。
引用:メルカリガイド|禁止されている行為
たとえば、Amazonで商品を仕入れてそのまま購入者へ直送するFBA転売は、「Amazonの箱」で届くことから、すぐにバレる原因に。
購入者から通報されれば、出品停止や利用制限の対象になります。
予約商品や入荷待ちの商品も対象になるため、出品時点で手元にある物だけを扱うことが原則です。
②メルカリ仕入れ→メルカリ出品での高額転売
メルカリ内で安く商品を仕入れ、同じメルカリ内で高く転売する行為は、明確に禁止されてはいないものの、メルカリ事務局が「不適切」と判断する場合があります。
「転売等の営利を目的としてメルカリで商品を購入し、著しく高い金額で売ること」は、事務局が不適切と判断する可能性があります。
引用:メルカリガイド|禁止されている行為

とくに、送料や手数料を差し引いた金額以上に大きな価格差があると、「ぼったくりでは?」と見なされ、購入者から通報される可能性があります。
結果的に信頼を損なったり、アカウント制限の対象になったりする恐れがあるため、避けた方が無難です。
③外部決済・直接取引への誘導
メルカリでは、アプリ外での取引や決済を誘導する行為が禁止されています。
たとえば、「LINEで連絡ください」「◯◯サイトで買ってくれたら安くします」など、外部サービスに誘導する文章を載せると、規約違反にあたります。
「外部サイトへの誘導や、アプリ外での連絡・決済を求める行為は禁止です」
引用:メルカリガイド|禁止されている行為
これは、代金未払い・詐欺・なりすましなどのトラブルを防止するためのルールです。
また、メルカリの決済システムを通さないことで手数料をごまかす行為と見なされ、出品停止やアカウント停止の原因になることもあります。

④他の出品者の画像や文章の無断使用
メルカリで出品されている商品ページから、他人の写真や説明文を勝手にコピーして使う行為は、禁止されています。
たとえ「参考にしただけ」でも、著作権やルール違反になる可能性があります。
「他のユーザーの画像や文章を無断で使用することは禁止です」
引用:メルカリガイド|禁止されている行為
写真や説明文は、自分で撮影・記載したオリジナルのものを使うのが原則です。

とくに初心者のうちは、自分の言葉と写真で出品するのが、信頼を得る第一歩になります。
手間を惜しまず、丁寧な出品を心がけましょう。
⑤複数アカウントやなりすまし
メルカリでは、1人で複数のアカウントを持つ、他人になりすましてアカウントを利用するのは禁止されています。
販売数を増やしたり、規制を逃れたりする目的で複数アカウントを作るのは、ルール違反です。
「ひとりで複数のアカウントを所持すること」「他人になりすますこと」は禁止されています。
引用:メルカリガイド|禁止されている行為
「売れやすくなるなら」と思って複数アカウントを作ってしまう人もいますが、バレると商品削除や利用停止のリスクがあります。
また、家族とアカウントを共有したり、他人のアカウントで出品したりするのもルール違反です。
メルカリでは1人1アカウントが基本です。
⑥偽ブランド品・知的財産権の侵害
メルカリでは、偽ブランド品や正規品と証明できないものの出品は、厳しく禁止されています。
また、キャラクターのイラストを使ったハンドメイド商品や、ブランド風のデザインを模したアイテムなども、著作権や商標権などの知的財産権を侵害する可能性があります。
「ブランド品については、正規品と確証のないものの出品を禁止しています」
引用:禁止されている出品物一覧|メルカリ
違反した場合は、商品削除だけでなく、アカウント停止や法的な責任が問われることも。特にブランドロゴの無断使用や、有名キャラを模した商品の販売は要注意です。
安心して販売するためにも、商品が正規品であることを証明できる書類や写真を準備しておくことが大切です。
⑦医薬品・食品など許可が必要な商品の販売
メルカリでは、医薬品・自家製の食品・化粧品など、販売に許可が必要な商品の出品が禁止されています。
たとえ手作りのクッキーやリップクリームでも、販売には所定の許可が必要で、無許可で出品すると法律違反になる可能性があります。
「医薬品、医薬部外品、化粧品の販売には、薬機法に基づく許可が必要です」
引用:薬機法 | e-Gov法令検索
また、自分で作ったお菓子の販売には「食品衛生法に基づく営業許可」、野菜や果物の販売には「届出」が必要とされています。
知らずに出品してしまうケースも多いですが、手間がかかったとしても、許可が必要な商品は出品を避けるのが安全です。
せどりを不正転売と思われないために気をつけたいポイント
せどりを「不正転売」と思われないために気をつけたい3つのポイントを解説します。
価格設定は相場に合わせて適正に
せどりでよくあるのが、仕入れ値に利益を大きく上乗せしすぎてしまうケースです。
もちろん利益を出すことは大切ですが、相場からかけ離れた高すぎる価格設定は「悪質な転売では?」と疑われる原因になります。
特にメルカリの利用者は価格に敏感です。「他より高いのに、なぜこの価格?」と感じられれば、信頼を失ったり通報されたりするリスクもあります。
相場を調べる際は、メルカリ内や相場検索ツールが便利です。
購入者に安心してもらうためには、「利益重視」よりも「納得感のある価格設定」を心がけることが大切です。
商品説明や写真は丁寧に
せどりをするうえで、購入者に安心してもらうためには丁寧な商品説明と写真がとても重要です。
写真が暗かったり、説明がざっくりしすぎていると「ちゃんとした出品者かな?」と不安に思われることも。
とくに中古品やリサイクル品は、使用感やキズの有無、使用回数などを具体的に記載することが大切です。
「目立つ汚れあり」「一度のみ使用」など、正直に書くことで、トラブルの防止にもつながります。
また、商品の写真は必ず自分で撮影したものを使いましょう。
引用画像や他人の写真は違反行為になるだけでなく、「無在庫販売かも?」と疑われることもあります。


レシートや証明書があると安心されやすい
とくにブランド品や人気商品を出品する際は、「本物なの?」「転売品じゃないの?」と疑われることがあります。
そんなとき、レシートや購入証明書、シリアルナンバーの写真などを一緒に載せるのがおすすめ。
「正規店で買った」「新品で購入した」と記載するだけでは不十分な場合もあるため、できるだけ証拠になる情報や写真を用意するのが安心です。
また、ブランド品に限らず、プレミア商品や数量限定品なども、購入経路がはっきりしていると信頼されやすくなります。
初心者がメルカリせどりを始めるコツ
「せどりをやってみたいけど、トラブルが怖い…」「違反せずに始めるにはどうしたらいいの?」と不安を感じている初心者の方も多いのではないでしょうか。


最初は自宅の不用品から出品してみよう
メルカリせどりを始める前におすすめなのが、まずは自宅にある不要なものを出品してみることです。


たとえば、読まなくなった本や使っていない日用品、サイズアウトした洋服など、身の回りには意外と出品できるアイテムがたくさんあります。
不用品の出品でも「丁寧な対応」「誠実な説明」を意識すれば、購入者からの評価を得ることができ、今後の信用にもつながります。
いきなり仕入れて利益を出そうとせず、まずはメルカリに慣れるところからスタートしましょう。
実績を積んで「信頼できる出品者」になる
メルカリでせどりを成功させるには、「信頼される出品者」になることがとても大切です。
商品が良くても、評価が少なかったり対応が雑だったりすると、購入をためらわれてしまう可能性が。
そのため、まずは評価を少しずつ積み重ねることがポイントです。
購入者とのやり取りも誠実に行うことで、良い評価が増えていきます。


※商品が一定時間経過しても「受け取り評価」がない場合は、メルカリ事務局側で自動終了するため評価はつきません。
評価が増えれば増えるほど、「この人からなら安心して買える」と思ってもらえるようになります。せどりでリピーターや購入率を上げるための大きな武器になるでしょう。
規約とガイドラインは定期的にチェックする
メルカリは利用者が多い分、規約やガイドラインもこまめに更新されます。
たとえば、数年前はOKだった出品方法が、いまはNGになっているケースも。
知らないうちに違反していた…ということを防ぐためにも、定期的にガイドラインを読み返す習慣をつけましょう。
【参考:メルカリ公式ガイド】
▶ 禁止されている行為一覧
▶ 禁止されている出品物一覧
特に初心者のうちは、不安なことがあれば出品前に検索や確認をする癖をつけておくと安心です。
まとめ|ルールを守ればメルカリでも安心してせどりできる!
メルカリでのせどりは、ルールとマナーを守れば安心してできる副業のひとつです。
ただし、無在庫販売や高額転売、画像の無断使用など、メルカリ独自の禁止行為も多く存在するため、知らずに違反してしまうリスクもあります。
本記事で紹介した内容を参考に、出品時には「自分が買う側だったらどう思うか?」を意識しながら、丁寧な出品を心がけましょう。


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